ストレッチルーム3 肩から腕にかけて

首を損傷している人や、慢性の肩こりのある人は、首から伸びている腕を動かす神経や血管が圧迫されているので、腕や手が普通の人より栄養不良になりがちです。
栄養不良の状態が続くと、ちょっと酷使しただけでも、腱鞘炎やテニス肘などの故障を起こしやすいそうです。
それを防ぐためには、首のケアも大事ですが、腕や手そのもののリハビリも大事。
なるべく血行をよくするためにストレッチをします。関節も、動くことによって関節包から栄養をもらっているので、神経障害があっても出来るだけ動かさないと、関節としての機能が衰えてしまいます。
気持ちいい、と思うくらいでいいですから、毎日の生活の中でプチリハビリを習慣づけてください。
さて、腕のストレッチです。

壁に手をついて、反対側の胸郭を開きます。
胸から腕、肩に向かって伸びている小胸筋をストレッチすることを意識してください。
上の写真と似ていますが、今度は腕を曲げて壁につけます。腕のつけねの筋肉がストレッチされているのがわかりますか?
腕を少し上のほうにつけて、手首から肩、肩から首へとつながる神経をストレッチ
手首から肘に向けての筋肉がストレッチされます。両手やってくださいね。
床に手を着いて、おしりを後ろに引くと、腕の内側の筋肉や神経がストレッチされます。
手首を下に向けて。マメに何度もストレッチしていると、酸素が補給されて気持ちいい、という感覚がつかめてきます。
ての平を上に向けて、背伸び。リラックスしてください。
この写真は小さくて少し見にくいのですが、クロスした右手でを左手が下に向けています。上にのせた右手の親指を左手で引っ張っているのです。
ストレッチされるのは右腕の外側と肩周り。
気持ちいいと感じるくらいでいいですから、一番ストレッチされているという角度を探してください。
手首をつかんで思い切りひっぱります。上手にやると、肩周りから脇にむけての筋肉がストレッチされているのがわかるでしょうか。

どのポーズも、15秒くらい静止して十分にやってくださいね。
続けると、腕の不定愁訴が減ってきますよ。

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