管理人の病気について

これまでに私が告げられた病名です。日本にいるころは苦しんで、日常生活にも支障がありましたが、今はお薬を飲みながらなら、殆ど普通の生活がおくれるようになっています。
  • 変形性頚椎症 
頚椎5,6番と7,8番(8番は胸椎ですね。)との間の椎間板が
変形して軽いヘルニアになっていて、左側に向かって首が側湾してしまいました。
よくみると、素人の方でも首の傾きと、右と左の首のしわの太さが違うことから
変形がわかります。

ストレスによる筋肉の緊張でおこる、傾性斜頚という病気がありますが、その可能性といわれてもいます。痛みのストレスでこうなってしまったので、こうなってしまったことで痛みがあるのではない、と診断してくださるお医者様もいました。
  • 顎関節症
左に傾いた頚椎につきあって、額関節が右から回旋するような形で
やはり変形してしまいました。関節円盤が損傷しています。

これも、関節円盤の変形はよくあることで、それだけで慢性の痛みにはならないそうです。構造的な異常は、痛みと直接関係するものではないようですね。ずっと慢性の痛みはありましたが、オーストラリアでのリハビリで治りました。
  • 慢性難治性疼痛障害
顔面、首、肩、背中、腕と足、頭に来る痛みとしびれです。日本にいたころは、まったく治療法がないように言われていました。今はほとんど症状はありません。
  • 線維筋痛症の疑い
原因不明の全身に慢性の痛みが広がる病気です。肩や首から始まって、痺れや痛みが全身に広がったところでこの病気の疑いがあるといわれました。膠原病の一種ではないか、といわれている病気ですが、患者のうち何割かは頚椎捻挫を引き金に起こっていること、血液検査のリューマチ因子がいつも擬陽性になることから、私の場合この病気の疑いはかなり強いといわれていました。どうせ治療法がわからないのだから病名に意味はない、病名を背負い込む必要はなし、という主治医の方針で、確定診断は受けていません。
この病気についての解説は、こちらのサイトをご覧ください。

この病気も、原因のよくわからない、治しにくい病気だといわれていますが、抗鬱薬、運動療法、認知行動療法でかなり予後のいい病気だとも言われています。
自分がそうではないかと思う方も、確定診断を受けている方も、このサイトの中の、リハビリのお部屋や、様々な治療法、ペインマネジメント、ストレスマネジメントなどのページを参考になさって、自分なりの治療法をぜひ見つけてください。
きっと、明るい日々が戻ってくると思います。
  • うつ病 
病気の解説のページで詳しく書きますが、慢性難治性疼痛を抱える患者さんはたいていうつ病を合併します。慢性疼痛にもいろいろ種類があって、神経がウィルスで侵されていたり、外傷のあとに末梢神経が傷ついていたり、そうではなくて脳が痛みを覚えてしまっていたりと、原因は様々です。けれども、どのケースでも長く続く痛みが精神的ストレスと同じように脳を蝕んでいくので、脳内の科学物質の変調をきたしてしまい、それがますます痛みを強くしてしまいます。痛みがさらなる痛みを呼ぶ、痛みの連鎖、痛みの悪循環です。この場合、脳のなかで実際に起こっていることは、精神的な落ち込みを主にするうつ病と同じようなメカニズムで、神経伝達物質が減ってしまっているのです。

慢性疼痛がみんなうつ病である、ということではありません。また、こういうタイプの身体性うつ病は、痛みが治っていくとよくなることのほうが多いようです。 
 
主治医

DR サンドラ・スターレイ ここオーストラリアで出会った
すばらしいドクターです。
初診時、痛みとしびれ、自律神経症状で満足に歩けず、ストロー1本ほどしか口が開かなかったため流動食しか食べられずにほとんど寝たきりのような状態の私を、1年の治療でテニスができるほどにしてくれた命の恩人のような主治医です。
トップページにも写真があります。

現在の薬と治療

パロキセチン(日本名パキシル)

 一日30ミリグラム SSRIと呼ばれる抗うつ剤の一種です。

トマゾパン    

 ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。パキシルで不眠症状が出るので処方されています。
 
この薬のほかに、運動をやっています。
趣味をかねたテニスのほかに、ジムでのウォーキング 水泳など。
運動をして筋肉を改善して体力をつけ、ストレスをためないようにすることが、
うつ病にも慢性疼痛にも有効だと思っています。
今当面の私の目標は、ひたすら運動して体力と筋力をつけて、損傷してしまった関節や体の機能を少しでももとにもどして、できるだけお薬を低用量でも痛みが戻ってこないように病気を治していくこと。病気に負けない、明るくて前向きな精神力をはぐくんでいくこと。主婦として、家族の健康にも気を配ること。病気があっても、ひとりの社会人として出来るだけ自立すること。うつ状態の時々の再発や痛みのゆり戻しをやり過ごしながら、そんな目標を持って生活しています。

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